ご挨拶
個別進学会ノアコンパスは、平成24年6月に前身のアルファ進学スクール南星校から始まり、中学2年の生徒1名からスタートしました。
それから数年、現在ではたくさんの生徒・保護者の皆様によって支えられる学習塾にまで成長することができました。
これもひとえに、努力を続けてきた講師陣と、それを信頼して下さった生徒・保護者の皆様のおかげであると深く感謝しております。
昨今のニュースや子どもたちと接している中で、「いまどきの若者」について考えさせられます。
いまどきの若者
素直で良い子。よい子だけれど…
「自分で考えない。自分で判断しない、できない。マニュアル解答を探す。」自分の体で体験をしていない。
自分の望むものを自動的に与えられている。
いろんな人間とのぶつかり合いを体験していない。打たれ弱い。人と係わらなくてよい世界。
人を傷つけなくてよい世界。言われたくないから言いたくない。他人と共に生きるためのものを理解しない。自己中心で「オレ様化」。
子供たちをダメにする方法は「子供になんでも与えること」
豊かな世界で子供たちが育たない世界になった。大人になりたくない人は少なくない。自立しない。共存しない。結婚しない。
それでも困らない時代
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塩崎千枝子 松山東雲女子大学教授の講演より
また「主体性」がない社会人も多く見受けられるようになってきました。
仕事で「主体性」が見受けられない人は、以下のようなタイプではないでしょうか。
- 常に受け身な態度
- 評論家的な言い方をして、自分の考えや意見を言わない
- 仕事でネガティブな発言が多い
- 指示された仕事以外のことはしない
- 周りに他人の愚痴や批判を訴える
- 他者のせいにする
- 会社のせいにする
- 相手や顧客のせいにする
- 社会のせいにする
- 反省しないので、何度でも同様の失敗を繰り返す
- 注意をされると、必ず弁解をして人のせいにする
- 新しいことや大変なことには「無理です」が口癖
- できない理由を並べる
- 相手が悪いので、仕方がない(自分は無関係だという言い方、態度)
- 失敗したときは「すみません」とは言わず、まず言い訳をする
- 「あなたの意見は」と聞くと、返事が返ってこない
しかしながら近年のグローバル化・ボーダレス化による成長スピードから今、企業が求める人材において新卒に求めた能力の上位項目は、
( 1 位)「コミュニケーション能力」82.6%
( 2 位)「主体性」60.3%
( 3 位)「チャレンジ精神」54.5%
( 4 位)「協調性」49.8%
( 5 位)「誠実性」34.2%
……と続いており、企業が若手人材に求めている能力の上位を占める能力は、
「いまどきの若者」「主体性がない」と、上記に記した人材とは相反するものになっていることが伺えます。
教育業界に携わる私達にとって、今求められることは何なのか。
1人でも多くの子供たちに学習指導を通して、
「自分の問題を自分で考え、自分で解決する自主性」また、
「自己の利益よりも、他者の利益を優先する利他主義(りたしゅぎ)」を育む。
それに伴って成績も人間力も必然的にアップする。
自己実現・他己実現を積極的に目指せる社会人になる。
これが、ノアコンパスの使命です。
塾長 高井洋之
塾長プロフィール
高井 洋之(たかい ひろゆき)
- 高岡市生まれ
- 県内大手学習塾教室長歴任
- 平成24年6月 アルファ進学スクール南星校開設
- 平成27年6月 個別進学会ノアコンパスへ移行
- 専攻は化学。論文「クロロプロマジン(かぜ薬等の成分)とDNAとの相互作用」を発表。理系嫌いの生徒さんには考えることの重要性を説く。